塾を辞めに(長男不登校4)
そして後日、塾には行かないと言う長男に、塾に辞めると言いに行ってもらいました。
先に私が塾に電話を入れましたが、子供だけでも良いとおっしゃって頂いたので、太郎だけで挨拶に行きました。
塾長先生が、太郎を説得してくれました。
こっそり廊下で聞いていました。
熱い、長い、説得でした。
私の心にはとても響きましたが。。
塾から出てきた太郎。
先生は、もう一度考えておいで。と退塾は保留にしてくださっていました。
熱い熱い説得は、太郎にはどう響いたのでしょう。
今にして思えば、最近よく聞く”頑張っている人に頑張れ!と言ってはいけない”みたいな。
頑張ってるようには全く見えませんでしたが、もう、気力も何も無かったのだろう、と今は思います。
太郎は塾を辞めました。
塾に行っていなかった(長男不登校3)
中学生になっても塾などに行っていなかったので、成績はどんどん下降していました。
1年生の夏くらいに塾に入りましたが、学校に行かなかったり休んだりするようになってからも、塾には通っていました。
夜7時から10時すぎくらいまで。
でも「あんまり塾来てないよ、って言ってるよ」と、太郎の友達のママから聞きました。
太郎の通う塾は、入塾連絡メール制度はありません。
休んでいるからといって、塾から連絡もありません。
何度か様子を見に行きましたが、太郎は塾の時間の間色んなところで時間をつぶして、塾に行ってきたかの様な時間に帰宅しました。
毎月毎月、何万円も捨てていた様なものでした。
ある日、やっぱり塾に太郎の自転車はなくて、近くのスーパーに太郎の自転車を見つけました。
トイレでこもっていました、小さなスーパーなので、外から声をかけて、家に連れ帰りました。
そして、行かないなら塾を辞めて欲しい、と伝えました。
学校へ行ったり行かなかったり(長男不登校2)
朝、3兄妹の支度にバタバタ、ピリピリしながら、やっとの思いで太郎と家を出る毎日でした。
でも、しばらく日が経って、中学校から電話が入るようになりました。
「太郎君学校に来ていません」
すみません。と謝りながら、仕事の途中で帰らせて頂いたりしましたが、、
朝、太郎は私と家を出て、学校へ行くふりをして、その後家に帰っていたのです。
何度もそんな事が続きました。
そのうち学校からの連絡は、電話ではなくてメールになりました。
”学校に来ていません”、”今学校に来ました”
正直、電話で出られなかったりして、折り返したり謝ったりするよりは格段に便利でしたが、少し寂しくなりました。
途中から学校に行ったり、途中と行っても午後からとか、昼食からとか、、。
結局行かなくて休んでいたり、、。
結局、先生からのメール連絡は分かり易くて経過を知るのには凄く助かりました。
太郎の不登校の始まりについて(長男不登校1)
太郎は、赤ちゃんの頃から周りのみんなにも「良い子良い子」と言われ続け
何の問題もなく中学生になりました。
私は太郎が生まれる前からフルタイムで事務勤務していました。
中学1年生の12月くらいの事、仕事をしていると朝9時くらいに中学校から電話がかかって来ました。
出てみると「太郎君がまだ来ていませんが、お休みですか?」と指導の先生からでした。
「行ってないですか?」驚いた私は、不安になりながら家に帰りましたが、、太郎は家に居ました。
体調が悪いというので、その日は休みました。
「休むなら学校に連絡しないといけないから教えてよ。先生も探し回ってくれたみたいよ」と言いました。
太郎はうなずいていました。
それからは、私が仕事の為に家を出る時に、太郎も一緒に家を出る様にしました。
花を保育所に連れて行って、会社に向かうのにギリギリに家を出ます。
私がカギをかけて「行ってらっしゃい」と太郎に告げた後、自転車で急いで保育所に向かう日が続きました。